2018/3/3
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新型うつ |
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こんにちは。 稲沢接骨鍼灸院の院長の成田です。 ブログへの訪問ありがとうございます。
飲み会や旅行には行けるのに、 仕事となると気分がふさいで動けなくなる・・・ 自責感に乏しく、会社や上司のせいにしがち...など
「新型うつ」「現代型うつ」という言葉が 2000年代に入り、広まりました。
【 生真面目で責任感が強く、神経質の傾向が強い 】 以前から知られるうつ病と異なり、 「新型うつ」は若者に多いうつ病として分かりやすく、 メディアが飛びつきました。
医学的知見の裏打ちはなく メディアによって作られた造語 そんな指摘もされています。
怠けているだけなのでは? そんな偏見や差別にも つながりかねないのです。
2013年、日本うつ病学会は こうした患者にも適切な診断が必要と訴えました。
メンタルクリニック所長の野村氏は、 こうした患者には薬の効果は限定的で、 考え方のくせや偏りを直す認知行動療法など 心理社会的な対応が必要だとメッセージし、 効果があったと言いました。
長引く不況や成果主義の広まりなど、 社会の変化が影響しているとも考えられます。
時代の変遷とともに患者が多様化しても、 適切な治療につなげる必要性は変わりません。
新型うつも、従来と同じ心の病ですから、 その辛さは検査でわかるものではありません。 だからと言って、理解を示さないのは、
新型うつに苦しむ人だけの話ではないですが、 人と人の関係は、 その人に寄りそい、一辺倒の対応ではなく 1人1人を理解しようとする心が必要ではないでしょうか。 病は気からと昔から言われていますが、 心は目に見えません。 しかし、事実『心』は現実にあります。 そのことをしっかり認識している人は どれだけいるのでしょうか。
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