2018/6/6
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元の木阿弥って? |
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こんにちは。 稲沢接骨鍼灸院の 成田 です。 今日もブログへの訪問ありがとうございます。
「 元の木阿弥 」という言葉を一度は 聞いたことがあると思いますが、いかがでしょうか?
この木阿弥とは、人の名前だそうです。
木阿弥さんは、 盲目の琴のお師匠さんでした。 ※諸説あり
そして、当時の大和国の戦国大名 筒井順昭 公とそっくりさんだったとか。
その筒井順昭が若くして病で亡くなった時、 木阿弥さんは影武者として呼ばれました。
跡継ぎがまだ2歳と若かったため、 敵対する勢力に対して、 まだ順昭は生きていると思わせ、 攻め込まれないようにする戦略です。
順昭に背格好や人相、声までそっくりだった木阿弥さんは、 病の床に伏して順昭になりきりました。
やがて国の体制が整い、 順昭の死が公表されると、 お役御免。
ご褒美と共に、元の木阿弥として 町に戻ったのです。
国を守ったヒーローと言ってもよいでしょう。 戦を未然に防いだともいえますからね。
(拙者『地団駄は島根で踏め〜行って・見て・触れる』より)
ところがどうしたわけか、 いつのころからか
「元の木阿弥」とは、 「もとのつまらないさまに戻ること」 を意味するようになってしまいました。
木阿弥さんはどう思うのでしょうか。
身体に置き換えると 当院で悪い状態から良い状態になっても また悪い状態に戻ると「 元の木阿弥 」 と言えるかもしれません。
しかし、人は動けば疲れるし歪みがでるものなんです。
「 また、痛くなった 」 と 同じことを繰り返す人がいます。
それは、自己管理の話になります。 根本的に考え方をシフトする必要があります。
自分でストレッチや体操などで ケアできる人は続けていけばよいでしょう。
ただ、やはり環境の過酷さや労働条件で 身体のケアまで手が回らない人は、
ほっとけば悪くなるのは当たり前だという事を 考えてほしいと思います。
「 20代と60代では筋力も関節の軟骨も 免疫力も回復力も弱くなり以前よりも落ちている現実がある 」 事実は1つですが、どう見て 感じるかは その人 の感覚です。
「 機械 」も何十年も使えばどうなるかは皆知っています。 「 自分の身体だけは大丈夫・・・ 」 と考えている人は注意してくださいね。
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